白蝋起こし 2
ほとんど前回の 応用? なんだけど・・・ (今回の柄は“起こす”というより“調子”なんだけど・・・)
白蝋だけで 柄を起こしながら 蝋ふせするのは,場面が小さかったり 簡単な柄ならいいんだけど
柄の形をキッチリさせたかったり、もっと細かい細工をしたい場合
先ずは 白付け をして柄の形を抜き、それから 堰出し して余裕を持ってやった方がいい時もあるんだ。
→
↑白付けをして 柄を抜いて 蝋取り後 堰出しをして 色刺し。
この時、刺しをする色を何色かで ぼかしてやっても面白い (深い) 効果が出るよ。
この 刺しをする時 白付けした時の 蝋分 が残っていて 染料をはじいて 刺しがしづらいと思うので
浸透剤を適宜入れてやってね。 (あまり入れすぎると色が柄の周りに寄っちゃうよ)
さて、ここまで準備が出来たら 白蝋仕事。
←白蝋をおいた後。
照りのある部分が蝋の厚い所
(染料をはじいて 地色が残る)
照りの無い部分が蝋の薄い所
(染料が染みる)
浸透剤を入れるので 充分
“掛け色”は染みるんだけど
染料の乗りを もっと良くする為
それと浸透剤の量を少なくする為
乾いた 丸刷毛で軽く擦ってやって
蝋の表面に満遍なく
小さな傷 を入れてやるんだ。
その後 浸透剤を入れた染料で刺し
←写真だと幾らか染料をはじいてるよね
チョット浸透剤が、少ないかもしれない。
そしたら、もう少し浸透剤を足してやるか
面倒を見てやればOK
浸透剤を入れると 染料の
“表面張力”が無くなるので、傾いてると
だんだん染料が下側に寄ってきて
最後には 堰出し した蝋の外側に
染料が走ってしまう (流れる) という
思わぬトラブルが出たりするので
刺した後の生地は 傾けないように注意!
掛け色が乾いたら、この後 蝋取り
掛け色 が化学染料だった場合、特に 蝋取り は 蝋の上の染料がジックリ染みる様に。
・・・ 追記 ・・・
白蝋仕事の場合 (特に 調子を付けたり、起こしたり) 蝋の厚い部分を作るのはそれ程難しくは無いんだけど
蝋の薄い部分を作るのに チョットばかり練習が要る。 その練習方法?なんだけど・・・
こぼれた水滴を よく水分を拭い取った筆で “ヒョッ” と取る感じ。
(水分は多い方から少ない方へ行こうとするから)
これを白蝋でやるには、一度 蝋の中に筆をどっぷり浸けてやって 暖かい蝋を筆に含ませて
その蝋をしごき取って 作業してる部分に持ってく感じ。
のんびりやってたら 作業してる部分の蝋が冷えてしまうので話にならないよ。 テキパキと!
・・・ホントは、やってるところを観れば 一目瞭然 なんだけどねぇ。
・・・でも、感じは そんな感じ。 じゃ!
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白蝋だけで 柄を起こしながら 蝋ふせするのは,場面が小さかったり 簡単な柄ならいいんだけど
柄の形をキッチリさせたかったり、もっと細かい細工をしたい場合
先ずは 白付け をして柄の形を抜き、それから 堰出し して余裕を持ってやった方がいい時もあるんだ。
→
↑白付けをして 柄を抜いて 蝋取り後 堰出しをして 色刺し。
この時、刺しをする色を何色かで ぼかしてやっても面白い (深い) 効果が出るよ。
この 刺しをする時 白付けした時の 蝋分 が残っていて 染料をはじいて 刺しがしづらいと思うので
浸透剤を適宜入れてやってね。 (あまり入れすぎると色が柄の周りに寄っちゃうよ)
さて、ここまで準備が出来たら 白蝋仕事。
←白蝋をおいた後。
照りのある部分が蝋の厚い所
(染料をはじいて 地色が残る)
照りの無い部分が蝋の薄い所
(染料が染みる)
浸透剤を入れるので 充分
“掛け色”は染みるんだけど
染料の乗りを もっと良くする為
それと浸透剤の量を少なくする為
乾いた 丸刷毛で軽く擦ってやって
蝋の表面に満遍なく
小さな傷 を入れてやるんだ。
その後 浸透剤を入れた染料で刺し
←写真だと幾らか染料をはじいてるよね
チョット浸透剤が、少ないかもしれない。
そしたら、もう少し浸透剤を足してやるか
面倒を見てやればOK
浸透剤を入れると 染料の
“表面張力”が無くなるので、傾いてると
だんだん染料が下側に寄ってきて
最後には 堰出し した蝋の外側に
染料が走ってしまう (流れる) という
思わぬトラブルが出たりするので
刺した後の生地は 傾けないように注意!
掛け色が乾いたら、この後 蝋取り
掛け色 が化学染料だった場合、特に 蝋取り は 蝋の上の染料がジックリ染みる様に。
・・・ 追記 ・・・
白蝋仕事の場合 (特に 調子を付けたり、起こしたり) 蝋の厚い部分を作るのはそれ程難しくは無いんだけど
蝋の薄い部分を作るのに チョットばかり練習が要る。 その練習方法?なんだけど・・・
こぼれた水滴を よく水分を拭い取った筆で “ヒョッ” と取る感じ。
(水分は多い方から少ない方へ行こうとするから)
これを白蝋でやるには、一度 蝋の中に筆をどっぷり浸けてやって 暖かい蝋を筆に含ませて
その蝋をしごき取って 作業してる部分に持ってく感じ。
のんびりやってたら 作業してる部分の蝋が冷えてしまうので話にならないよ。 テキパキと!
・・・ホントは、やってるところを観れば 一目瞭然 なんだけどねぇ。
・・・でも、感じは そんな感じ。 じゃ!
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